全件表示TopRSSAdmin
information
    ご無沙汰してます。
    早くニート脱出せねば…家事手伝いはそれでつらいっす。


スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

_____________________________________________________________

-- : -- : -- | | page top↑
死神それぞれ
2009 / 06 / 29 ( Mon )
ちょっと暑いですね。
なんか精神的にも肉体的にも悶々してます。

今朝のは死神になるでした。
実際途中で吸血鬼と間違えるくらいに死神的な何かをしたわけでもないんですが…
忘れかけてる部分はすっ飛ばしてます。

今回ばかりはちょっと流血表現というか、なんか好きじゃない雰囲気だと少しでも感じたら引き返す事をおすすめします。
他のミステリやホラーのものに比べたら大した事無いんですけどね。











腰まである黒い髪、ストレートでミステリアスな雰囲気。
黒い服をきた女性は、死神だった。
鎌も仮面も持たず、暗い祭壇の前にいる。
私はその女性の後任のような存在になった。
姿は12歳くらいだろうか。
強大な力を受け継いだまま、普通の社会に溶け込み普通の生活をおくる。
元は普通の人間であった死神に、それができなければ死神である資格はないようだ。
悟られず、でしゃばらず、少女として集団生活をおくる。
決してバレテハイケナイ。

そんな日が続いていたのだが。

ある日、よそからやってきた同じくらいの少女に言い当てられた。
さらに自分のほうが優れた死神だと私に向かって主張するのだ。
別に死神同士なら死神と見分けられるわけではない。
その子の感がずば抜けているのは確かだった。

当然12歳くらいの少女のことだ。
優劣はお互い譲れず、言い争いから力の誇示まで、大小の喧嘩を始めた。
内容はわけがわからないものでも、その争いを聞いてしまった同じくらいの少女がいた。
周りに被害は出ていないもののこのままで収まりがつかないと、その子の提案で2人は口争いながらも黒髪の女性の待つ祭壇へ向かった。
その少女も一緒に。
(この少女が現れた時点で、既に目線は私という枠から外れて客観的に進行していました)



祭壇が見えたところで少女が黒髪の死神に駆け寄る。

「あの子達どちらがすぐれているかと言い争いをやめないんです」

「お前なんか死神じゃない!」

「そういうあんたこそ!」

黙って傍らの少女を見る死神。
祭壇に向かいながらも口論をやめない二人を見ながら、少女はぼそりと疑問をもらす。

「…死神なんているの?ならどちらが本物?」

そこで、漸く黒髪の女性は口を開く。

「簡単なことだ」

二人の少女に向き直り、長い袖口から鈍色をしたリボルバーの銃が現れ、それを二人に向ける。


「…死神は不死身だろう?」





容赦の無いそれに、立ち上がる事の出来る者は居なかった。
















「本来の使命を忘れれば力を失う、道を見失った者には死神になれない」

しかし好奇心とは凄いもので、少女は目を輝かせた。

「私にもなれる?私ならやれます!」

何度もそれを繰り返す。
ちょうど後継者を失ったところだった死神は少し考え、目を覗き込んだ。

「…まあ良いか」

そういって少女を死神にした。
少女は喜んで通常の世界へと戻っていった。






だが、


少女はかんしゃくもちで、感情のコントロールの利かない子だった。
そんな精神状態でもてあました強大な力は、無意識のうちに周囲に振りまかれていった。
肉親ですらその餌食になり、少女は祭壇から様子を見ていた死神に消された。


…なんと言う責任感の無い女性なんだ。
選び方適当すぎないか?
人選ミスの連発ってどうなの(汗)





そしてこの世代にろくなのが居ない、と見切りをつけたのか。
見方を変えた死神。
ヨーロッパのとある小さな町に、力を欲している20代の男性が居た。
非力ではなく、かといって後ろ盾があるのではない、普通の男。
何に狂うことも無く、ただ自分の力ではどうしようもない事の為に、死神になった。
(…たぶん)






そして、11年後。

その町はとある抗争に巻き込まれていた。
男は陰ながら町を守ろうと、目立たないように力を使っていた。
そのかいもあって、最悪の事態は避けられ事は収束に向かった。

男の傍らに居た女性がとあるトランクを見つけた。

「これななにかしら」

「爆発物かも知れん、人気の無い建物の中で静かに開けたほうがいい」

通りすがりの警官のような人が女性にそう助言した。


…爆発物かもしれないなら一般人に開けさすな!
つか建物の中って余計に危険だろ!?


しかし女性は素直なのでトランクを持ったまま、その辺の建物の中に入っていった。
それに気づいた男はあわてて女性を追いかけた。


「?これは…」

薄暗い部屋の中、女性はトランクを開け、中身を取り出した。


それは、誰にも知られてはならない死神の道具だった。

「見てしまったのか…」

追いついた男は呆然とするしかなかった。
見られたからには死神でいることはできない。
しかしこの状況を不憫に思ったのか、例の黒髪の女死神は11年もの長い間特異な職業を務め上げた男に選択肢を与えた。

「このまま普通の人間として生活を始めるか、それとも11年前のあの日に戻りもう一度やり直すか」



11年前に戻るということは、死神になるかどうかを選びなおせるということだ。
女性は長い間、死神になって本当によかったのかと秘かに悩み続けていた男の心情を察していた。
しかし男性は前者を選んだ。

「戻ったところで状況は変わりません、死神の道を選び同じことの繰り返しになるでしょう」


理性的な死神を失ったと黒髪の死神は嘆いた。
そして、また新たな者を死神に選んだ。



普通の人間。さして機転が利くわけでもなく勘が鋭いわけでもない。
ただちょっと黒髪の死神と息が合う、気さくな女性。
力も使わず長い間楽しく暮らしたようです。

力に惑わされるようじゃだめってことなんでしょうね。

(…オチが弱いなぁ)
スポンサーサイト

_____________________________________________________________

11 : 24 : 58 | | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。